こちらの記事は、病気と食習慣を研究して長い Dr. Stewart Gillespie のレポートを日本語訳したものです。内容は、4dshift のホームページ: SMART SUGAR Days をご覧ください。
※ スチワート博士の強い気持ちゆえ、情熱的な(!?)表現になっている個所もありますが、そのまま訳しています。
あくまでも1つの参考になさってくださいね。
あくまでも1つの参考になさってくださいね。
SMART SUGAR Days
by Dr. Stewart Gillespie, D.C. & Osteopath
砂糖と賢く付き合うために…
ブドウ糖の状態となった砂糖は人間の身体には不可欠なものです。私たちの脳も、心臓も、筋肉も全てが砂糖を必要としています。
私たちの祖先の食習慣は、現代の私たちとは大いに異なるものでした。狩猟民族であった私たちは痩せていて、いつも動いているが故に筋肉質でした。砂糖という物質は生きていくために不可欠であるにも関わらず、いつも手に入るものではありませんでした。従って、脳、心臓、筋肉は砂糖がある時には夢中になってそれを補給し、そして余剰分をできる限り体内に蓄えることを行っていたのです。当時の彼らの肉体ではそれが不要な脂肪などに変わることは決してありませんでした。いわば、痩せた鋼のようなマシーンの肉体を持っていたのですから。
しかし、環境はここ数百年の間で随分と変化しました。現代、私たちは沢山の砂糖に囲まれています。
(訳者追記:アメリカでは)どのような砂糖も同じかのように広告や宣伝がなされていますが、加工糖は「身体には害がある」と考えて差し支えありません。上記のように、脳、筋肉、心臓を充電させるものではありません。肝臓に運ばれてデトックスされる必要があります。この手の物質が体内に多く残ることにより、炎症、免疫機能の低下(やがては関節痛につながっていきます)、動脈硬化、神経系へも影響してしまいます。既にハードワークを繰り返している内臓器官へ、さらにストレスをかけるのと同じことをしてしまうのです。
私たちの肝臓は、脂肪を燃焼させると同時に脂肪燃焼を助けるホルモンを生成するハブの役割を果たしており、不必要なコレステロールやエストロゲンを燃やしてくれる働きをします。しかし、これらの働きは肝臓で行うべきデトックス箱のようなものが一杯になると、デトックスで忙しくなってしまい脇に追いやられてしまうのです。そうなることで、脂肪燃焼が出来にくくなり、コレステロール値が上がり、エストロゲンが増えてしまいます。最終的には、男性のテストステロン低下、女性では卵巣嚢腫や子宮筋腫、さらにはエストロゲンに関連した癌(乳がんや前立腺がん)などにもつながります。
そしてフリーシュガーというものが存在しています。これらは実際には食卓にある砂糖よりも甘く感じられることがありますね。“ゼロカロリー”と言われますが、「カロリー」の定義は、砂糖や脂肪のことを指しているのではなくエネルギーのことを言っていることもあります。ゼロカロリーとはエネルギーにならない食糧、つまりエネルギーがない≒生きていない、ということになってしまいます。
では、私たちはこれらの環境に対してどのように対処すれば良いのでしょう。まずは、一般的なステップとして正しい知識があることが重要です。私たちを取り巻く沢山の砂糖が肉体に与えた効果を知り、そして祖先の筋肉質な肉体に聞いてみることが重要です。もう一度、あの時の肉体を手に入れたら、私たちは自分に不必要な物質を摂取したい気持ちは無くなるでしょう。
砂糖の過剰摂取によって私たちの身体がどのように変化したのかを検証することが大切ですね。人々がメタボへ変容してしまったのですから、その結果を身を持って経験している人たちは多いのではないでしょうか。
コレステロールは砂糖のジレンマであり、脂肪の問題ではありません。脂肪分の低いものを食べるのが良いという神話に従って、本当に健康になった人がどれだけいるでしょう。体内に効率的に糖分を維持する仕組みは、今は現代病を引き起こす要因になっています。正しい食べ方によって、これらの問題は全て解決できます。健康に良い砂糖、そして健康によい脂肪分を摂ることです。変に炭水化物を我慢したり、レストランでパンを食べないようにする必要はありません。どのように食べるのかを学べば良いだけです。インスリンを自分の友として扱うことを覚えましょう。彼らは健康な筋肉や骨を作るために不可欠なのです。本来、砂糖は私たちを力強く繁栄させてくれるためのものなのです。
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